HOMEワインコラム05【国別】フランス12【地域】プロヴァンス20 生産地情報21 生産者インタビュー

【インタビュー】ドメーヌ・ド・トレヴァロン創始者 エロワ・デュルバック氏

2012年6月18日 (月)


今回は、先日イべントのために来日したプロヴァンスの伝説的ワイナリー、ドメーヌ・ド・トレヴァロンの創始者 エロワ・デュルバック氏に登場してもらいました。

  S1

ガゼット・アルカン(以下GA):まずは、エロワさんのプロフィールを簡単にお話いただけますか?

  S3

エロワ氏:ヴァール県カヴァレールで生まれアヴィニョンで幼少期を過ごし、パリの高校に入りました。そして、同じくパリのボザールにて建築を学んだ後、1973年、23歳の時にトレヴァロンに移り住みました。

GA:当時のトレヴァロンの様子は?

エロワ氏:葡萄畑など無く、ガリーグ(荒々しい土地)の森でした。元々、この土地は私の父ルネのヴァカンス用の別荘でしたが、ルネは、いつも「この土地は、葡萄栽培ができる良い土地だ」と話していて、私はこの愛する土地で、他の人々が作っていないようなワインを作ってみたいと思っていました。

  S2_2

GA :カベルネ・ソーヴィニョンとシラーを植えるというアイデアはどうやって生まれたのですか?

  S2

エロワ氏:父であるルネは、シャトー・ヴィニュロールのオーナーであるブリュネ家と付き合いがあり、彼らはこの二つの品種を栽培して素晴らしいワインを作っていました。そしてフィロキセラ(19世紀の害虫による壊滅的な被害)に合うまでは、実際、この土地でカベルネ・ソーヴィニョンが植えられている話を聞いて決心したのです。

GA:この土地の土壌は、元々アルピーユ山脈由来の石灰岩で覆われていて、葡萄を植えるためダイナマイトで破壊したという話は本当ですか??

エロワ氏:本当ですよ!私が仕掛けたわけではないですけどね(笑)

     S5_2 

GA:葡萄の栽培は全く素人だったのですよね?

エロワ氏:そうです。近所の栽培家が手伝ってくれましたが、基本的には我流です。幸運なことに、ジェラール・シャーブ氏(ドメーヌ・シャーブ)やサック・レノー氏、ぺラン家(ボーカテル)に巡り会い、教えを請うことができました。

GA:今回、アルカンのイべントでの来日は、同時期(1970年代前半)に創業されたマス・ド・ドマ・ガサックのサミュエル・ギベールさんと一緒ですが、交流は以前からあったのですか?

エロワ氏:もちろん!御父上で創業者のエメとは友人ですし、サミュエルの弟は、数か月トレヴァロンで醸造の研修にも来ていたのですよ!また、マス・ド・ドマ・ガサックの隣人であるラ・グランジュ・デ・ぺールのローラン・ヴァイエ氏もトレヴァロンでワインの作り方を学んで行ったのですよ!!

     S6

GA:最後に日本のワイン愛好家の方々にメッセージをお願いいたします。

エロワ氏:トレヴァロンはご存知のように、1985年INAOの突然の規定変更によってAOCを付ける事が出来なくなりヴァンド・ペイになってしまったのです。当初は規定に沿って、葡萄のブレンドを変えることを周りから勧められましたが、私は自分の考えに忠実な人間なため、妥協せず今までと同じ様にワインを造り続け、今の名声をいただけるようになりました。トレヴァロンはトレヴァロンなのです。どうかテロワールから生まれた偉大なワイン トレヴァロンをお楽しみください。

GA:どうもありがとうございました。

ドメーヌ・ド・トレヴァロンはエピスリーアルカンでも販売しております。
http://www.arcane-jpshop.com/shop/item_detail?category_id=0&item_id=812753


▲ページのトップへ


コラムタイトル画像


HOME  |  INFORMATION  |  WINE  |  FOOD  |  SWEETS  |  ABOUT