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シャンパーニュ『ボランジェ』 テイスティングセミナー

2012年10月30日 (火)


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10月11日渋谷のセルリアンタワー東急ホテルにて「シャンパーニュ・ボランジェ ティスティング・セミナー」が行われました。

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会場いっぱいの約100名のお客様にお集まりいただきました。今回は本国フランスでリリースされたばかりのラ・グランダネ2004年の試飲会です。

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ボランジェ社より輸出部長ギィ・ド・リヴォワール氏が来日され、ボランジェの歴史や、それぞれアイテムの特徴を説明してくださいました。

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ボランジェは、シャンパーニュ地方アイ村、キュイ村、クラマン村にブドウ畑を所有する貴族、ヴィレルモン提督と、ミュラー・ルイナール社で働いていたドイツ人のジャック・ボランジェとその同僚のルノダンの3人によって「ルノダン・ボランジェ社」としてが1829年に誕生しました。

ヴィレルモン提督の娘と結婚したジャック・ボランジェは、それまで「ボリンガー」とドイツ語読みだった名前をフランス語風に「ボランジェ」と読みを変えました。

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ボランジェ社は、少しずつ自社畑を広げていきます。現在では163haを所有し、生産の60%以上に自社畑のブドウを使用しています。

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ボランジェの名声はすぐに広まり、1884年には英国ヴィクトリア女王よりロイヤル・ワラントを与えられます。その後、現在に至るまで一度も途絶えることなく歴代の英国王から御用達を賜っています。

ボランジェのNVブリュットである「スペシャル・キュヴェ」は英語の「スペシャル」とフランス語の「キュヴェ」を組み合わせた変わった名前です。これは英国王エドワード7世の言葉に由来するとのこと。エドワード7世は執事にボランジェを持ってこさせる時に、ボランジェの名前が出てこなかったのか「あの、スペシャルなキュヴェを持ってきて!」と頼んだそうです。そこからついた名前が「スペシャル・キュヴェ」です。

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1941年より30年間にわたりボランジェを率いたのは、偉大な人物であったマダム・ボランジェです。彼女は女性が社会に出ることの少なかった時代に、勢力的に世界中を飛び回り、ボランジェの国際的な発展に多いに貢献しました。

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英国の新聞社より「どのようなシーンでボランジェを飲みますか?」という質問に返したおしゃれなコメントは今でも語り継がれています。
I drink it when I’m happy and when I’m sad.
Sometimes I drink it when I’m alone.
When I have company I consider it obligatory.
I trifle with it if I’m not hungry and I drink it when I am.
Otherwise I never touch it,unless I’m thirsty.

「幸福な時、悲しい時、シャンパーニュを口にします。
寂しい時に飲むこともあります。誰かと一緒の時は欠かせない存在です。
お腹がすいていない時はちょっぴりたしなみ、空腹のときには飲むのです。
それ以外にはシャンパーニュには手を触れません。のどが渇いていない限り。」

大変魅力的な人物だったと思いませんか。

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1992年には当時のトップであったクリスチャン・ビゾーがメゾンの方針を「倫理と品質の憲章(ボランジェ憲章)」としてまとめ、現在もメゾンの独自性とクオリティーへのこだわりを守っています。

1. ワインを全て自社で醸造すること。
2. 自社畑(60%以上)の使用によりメゾンの変わらぬスタイルを保障すること。
3. グランクリュとプルミエクリュを使用すること。
4. ピノ・ノワールをアッサンブラージュの基礎に置くこと。
5. 一番搾りのみ使用すること。
6. 発酵はオーク樽で行う事。
7. リザーヴワインの大半をマグナムボトルで保存すること。
8. ワインは長い時間をかけてじっくり熟成させること。
9. ラ・グランダネ、R.D.リザーヴワインは、コルク栓を詰めて寝かせること。
10. ドザージュを少量に抑えること。

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また、常に良いものを造ろうという高い姿勢が認められ「ISO 22000」認証を受ける他、環境への配慮を認められ、フランスの農水省が進める環境保全農業の認証である「HEV(High Environmental Value)(環境価値重視)」の認定を受け、またカルティエやエルメスが授与されているフランス経済・財政・産業省から「EPV(無形文化財企業)」ラベルの認定を受けました。

畑から出荷までトレーサビリティもはっきりとしていて、現代的にしっかりとした管理がされています。

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さて、4種のボランジェのテイスティングです。

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【スペシャル・キュヴェ】
ボランジェの専門知識とノウハウの結晶です。

最もピュアなボランジェ・スタイルを表現しています。スタイルとクオリティーの安定したシャンパーニュを毎年作り上げ、ボディーとバランス、深み、フィネスを持つ独特なアッサンブラージュを毎年再現する力の中にメゾン・ボランジェのノウハウを見出すことが出来ます。

また、ボトル型が変わり、ネックが細くなり、底の部分が少し太めになっています。瓶口と瓶の経の比率が熟成により適したマグナムボトルにより近くなっており、「プティ・マグナム」とでもいうような、わずかですがより熟成に向いた瓶型です。

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【ラ・グランダネ2004年】
単なるミレジメ・シャンパン以上のスタイルをまもりつつ、そのヴィンテージをいかに表現するかというボランジェのチャレンジ。

ラ・グランダネは当たり年のみ造られます。グランダネには荘厳な深みと、収穫年によってトーンの異なるリッチで複雑な凝縮感があるアロマがあります。

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【ボランジェ・ロゼ】
ロゼのフレッシュさと魅力。そしてボランジェらしい骨格が特徴です。

ボランジェ・ロゼの為だけに造られる上質で力強い赤ワインをスペシャル・キュヴェにブレンドする素晴らしい技。

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【ラ・グランダネ・ロゼ 2004年】
偉大なシャンパンと、秀逸な赤ワインが同じ年に生まれるという稀有な要因がそろって初めて生み出されます。

グランダネに、一世紀にわたり蓄積されたシャンパーニュ地方を象徴する赤ワイン造りの経験を用い、アイ村のグランクリュ畑から生み出される伝説のコート・オーザンファンがブレンドされています。

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2004年の天候
■平均気温:ここ10年間の平均気温を下回り、発芽は例年通り4月半ば。
■降雨量:例年よりも大幅に少ない。しかし8月の後半15日間は多く降りました。
■害虫被害:少なかったものの、うどん粉病が大量に発生。特にシャルドネ種が被害を受けました。
■5月末に氷点下の日が続いたのですが、高い収量が予想されました。季節の終わりの雨がブドウの実を膨張させ、9月の乾燥した気候にも関わらず、なかなか完熟の段階に至りませんでした。
■ボランジェでは9/25~10/8の2週間にわたり収穫されました。
■この年のボランジェの自社畑の平均収穫量は16,898㎏/ha、平均アルコール度数9.8°、酸度は7.3g/ℓでした。

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また、既にご存知だとは思いますが、ボランジェは、映画「007」シリーズにて主人公のジェームス・ボンドが愛飲するシャンパーニュとして知られています。

今年の冬は007の新作「スカイフォール」が公開されることと、007映画化50周年を記念してボランジェからも「007限定デザイン ラ・グランダネ2002 (002 for 007)」が発売されます。

日本国内700本限定
価格:¥21,000 (税込)

詳細はこちら
プレスリリース ~アルカンが輸入する「ボランジェ」より『007 限定デザイン ラ・グランダネ 2002』を数量限定販売

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テイスティング後の質疑応答では多くの質問が絶えずあり、皆様のボランジェに対する深い興味を感じることができました。

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今回の2004年ラ・グランダネはアジアではこの試飲会が初めてのお披露目でした。男性的と評されるボランジェにおいても、より男性的なピノ・ノワールの魅力に溢れたこのヴィンテージは、日本市場へは来春から出始めることとなります。

是非お楽しみに!!


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